お茶の淹れ方(E)
本ページでは、以下のお茶を対象にお茶の淹れ方をご紹介しております。
上記のお茶を以下の方法にてご紹介しております。
順にご紹介していきます。
共通事項
使用する水
- 浄水器に通した水(水道水)
- もしくは、ミネラルウォーター
※水道水を使用する場合は、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。
湯沸かし
○ おすすめの湯沸かし
- ステンレス製の湯沸かし(やかん)
- ステンレスの電気ポット
- 保温機能付の電気ポット(例:タイガー、象印など)
△ 注意が必要な湯沸かし
- 鉄瓶は、急須の材質との相性があるため注意が必要です。
× 使用を避けるべき湯沸かし
- 土瓶、銅、アルミ、真鍮製、銀のヤカンは金属イオンの影響で味をフラットにするため使用を避けてください。
- 土瓶は非常にオシャレですが、その多くは味に対してマイナス影響を与えることから、使用はお勧めしません。
急須と茶杯(湯のみ)の材質
陶器
陶器の急須は味を良くすると思われがちですが、意外に、過半数以上の陶器にはコクを打ち消し、渋味を呈します。味に奥行きが感じられない場合、意外に急須が原因の場合がありますので、注意が必要です。
磁器やガラス
磁器やガラスはニュートラルなので味に影響を与えないと思われがちですが、溶出試験をするとミネラルが溶出することが分かっており、事実、お茶の味に顕著な影響を与えます。質の高いお茶を飲めば飲むほどに注意深く材質を選ぶ必要があります。
材料の種類に関係無く、材質が味に影響することを考慮し材料選びをしてください。詳しくは、《急須と茶杯の選び方》を参考にしてください。
お湯の温度
- 100℃(沸騰水)
※沸騰状態を3〜5分程続けた湯を使用します。
※暫く沸騰させ続けることで、水に含まれる重炭酸カルシウムが炭酸カルシウムへと変化し、お茶の味がより甘く感じられます。
1. 初心者向け / 大人数に適した淹れ方
初心者向けの淹れ方は、実用容量300ml前後の急須を用いた淹れ方です。
HOJOではミネラル濃く、ポリフェノールを多く含むお茶を中心に紹介しております。ポリフェノール類は温度が高いほど抽出効率がよくなるため、熱湯で淹れる方法が適しております。
もし、苦味が強いお茶の場合は、温度を少し落とされると、苦味成分であるカフェインが抽出されにくくなるため、苦味が緩和されます。
急須に関しては、中国茶用、日本茶用、紅茶用など多種多様ですが、素材さえ意識すれば、それぞれのお茶間での流用が可能です。

湯と茶葉の量
- 湯の量:300ml(実用容量)
- 茶葉の量:3〜5g
※上記の目安を参考にお好みで湯の量と茶葉の量を調整してください。
※プーアル茶は煎を重ねることができるお茶です。
※目安として5gで1ℓ(以上)のお茶を淹れることができます。
※別の目安として1〜2人なら2〜3g、3〜4人なら5gのお茶が適量です。
手順1:急須を温める
- 沸騰している湯を急須に入れ、急須を予熱します。(10秒間静置)
- 急須が十分温まったら、湯を捨て急須を空にしてください。
※湯は出来るだけ多く入れた方が急須の予熱をしっかりと行うことが出来ます。
手順2:茶葉の予熱
- 茶葉に1度沸騰水を通すことで、茶葉を予熱し、お湯の温度低下を防ぎます。
- 熱湯を注いだ後、10秒間予熱してください。
- 予熱後の湯は捨て、間髪入れず(間が空くと温度が下がるため)1煎目を淹れてください。
※慣れるまではこの予熱工程は省いても問題はありません。予熱を行い、湯の温度を上げた方が、お茶の味香りが濃くなり、透明感が増します。
手順3:お茶を淹れる
湯を入れてからの浸出(蒸らし)時間は以下の通りです。
- 1煎目:1分(熟茶は2分程度)
- 2煎目以降:数秒〜10秒以内
※1煎目は茶葉を開かせる必要があるため蒸らし時間が必要となります。お好みで蒸らし時間をご調整ください。
※茶葉に湯を通すことで予熱を行った場合、1分で味香りが出ますが、予熱を行わなかった場合、2分以上蒸らす必要があります。
※お茶の香りと味の安定させるため、茶海などを使用し、1煎目と2煎目を合わせることでちょうど良い濃さとなります。
※2煎目以降は茶葉が開いているため、数秒の蒸らし時間でも十分に味が出ます。

2. グラスを使った淹れ方
耐熱グラスを用いた簡易的な淹れ方です。急須が無い場合や職場などでも実践可能です。
茶葉をグラスに直接入れ、熱湯を注ぎます。茶葉はゆっくりと開きながら沈みます。
湯と茶葉の量
- 茶葉の量:3g
- 湯の量:200〜250ml
- 湯温:100℃
蒸らし時間
- 2〜3分
茶葉が沈んだ後、上澄みを飲み、湯を足していきます。3〜4回程度継ぎ足しが可能です。
3. 上級者向けの工夫式(功夫式)
工夫式は中国語では功夫式泡茶と呼ばれ、広東省潮州における高級な鳳凰単叢烏龍茶をより美味しくいれる為に発達した淹れ方です。
比較的少量の湯を用い「高温短時間」でお茶をいれることで、香りの統一感、味の透明感を高めます。
各手順を素早く進める必要があるため、流速(お茶の注ぎ速度)の早い蓋碗、宝瓶、絞り出し、小型の急須(茶壺)が工夫式の淹れ方には適しております。


茶器の容積
この方法で淹れる場合、200ml以下程度の容積の茶器が適しております。
茶葉の量
- 3〜5g(湯の量に関係無く)
※好み(薄め・濃いめ)により茶葉の量を調整してください。
※プーアル茶は煎を重ねることができるお茶です。
※目安として5gで1ℓ(以上)のお茶を淹れることができます。
手順1:急須の温度を上げる
- 沸騰している湯を急須に入れ、急須を温める。(10秒間静置)
- 急須が十分温まったら、湯を捨て急須を空にする。
手順2:茶葉の温度を上げる(洗茶)
洗茶(茶葉の予熱)
- 沸騰水を茶葉をいれた急須に注ぎ入れ、1回目は10秒間予熱し、素早く湯を注ぎ出します。
- プーアル茶のように緊圧されているお茶は2回目も10秒間、烏龍茶やプーアル茶でも散茶(毛茶)は5秒間の予熱をし、素早く湯を注ぎ出します。(散茶の場合2回目は5秒)
※温度低下を避けるため低い位置から、茶葉に直接かからないよう、素早く湯を注ぎ入れます。
※プーアル茶は固められており、茶葉内部の温度を高めるため、2回湯通しする必要があります。
手順3:お茶を淹れる
湯を入れてからの浸出(蒸らし)時間は以下の通りです。
- 1煎目:5〜10秒
- 2煎目以降:数秒
※お茶の香りと味の安定させるため、茶海などを使用し、1煎目と2煎目を合わせることでちょうど良い濃さとなります。
※この方法ですと、6煎以上お茶を淹れることができます。
注意事項
※急須に湯が残らないように、お茶を全て注ぎだしてください。湯が急須に残った状態で放置しておくと、茶葉は熱水により抽出され続け、2煎目以降非常に味が濃くなってしまうばかりでなく、茶葉が酸化してしまいます。
※お茶の濃い薄いは蒸らす時間ではなく、茶葉の量で調節してください。
※湯を注ぎだした後は、蓋を外し茶葉を冷却してください。冷却することで、酸化を防止し、茶葉を新鮮な状態に保つことができます。
4. カフェインを控えたい人にお勧めの淹れ方
カフェインは湯の温度が80℃以上で抽出されやすく、80℃以下では抽出されにくいという性質を持っています。
この性質を応用することで、できるだけカフェインを非常に抑えたお茶を淹れることが可能となります。
具体的には、湯冷ましさせた水を使用し、水出し茶を作ります。ただし、ポイントとして、少量の水で長時間いれることで濃厚なお茶の原液(5倍濃縮)を作ります。
その原液をカルピスの要領で熱湯で割ってお茶を淹れるスタイルです。この方法を応用して頂くことで、自宅だけではなく、会社などでも淹れたてのような美味しいお茶を淹れることができます。
使用する水
- 1度沸騰させ、湯冷ましさせた水
※一度沸騰させることで水に含まれる重炭酸カルシウムが炭酸カルシウムに変化するため、甘味と香りがしっかりと出ます。
※必ず塩素を除去した水をご使用ください。
※生水の場合、味がやや水っぽくなります。
茶葉の量
- 100〜200mlに対して5g
浸出時間
- 冷蔵庫または常温で4〜6時間
飲み方
- カルピスの要領で、抽出したお茶を5倍に割ってお茶を淹れます。
- 湯は沸騰させた熱湯をご使用ください。

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