
京都宇治抹茶ラテ 梅に鶯 100g Kyoto Uji Matcha Latte "Ume ni Uguisu"
茶筅がなくても冷たい牛乳にすっと溶ける
抹茶の深い緑色と香りの高さはそのままに、控えめな甘さがやさしく口に広がる一杯です。
覆いの下で育った茶葉が抹茶になる
抹茶の原料は、碾茶(てんちゃ)と呼ばれる茶葉です。収穫の3週間前、茶畑には覆いが掛けられ、日光を遮った状態で新芽が育てられます。摘んだ芽は蒸したあと、揉むことなくそのまま乾燥させる——揉んで仕上げる煎茶とは分かれるこの道筋を通った葉が、碾茶になります。
覆下栽培という手間。揉まないという選択。抹茶のあの深い緑と、角の立たない香りは、この工程の先にしか生まれません。
「梅に鶯」が用いるのは、碾茶の産地として知られる京都・宇治の茶。一般にセレモニアルグレードと呼ばれる抹茶です。本来なら茶席で味わう抹茶を、あえて牛乳と合わせるために選んでいます。
粒の大きさを揃える
この抹茶ラテは、抹茶とグラニュー糖の粒度を適切に整えています。
粒の細かさにばらつきがあると、液体に触れたときの溶けかたに差が出ます。両者の粒度を揃えておけば、冷たい牛乳に加えてもむらなく散ってくれます。茶筅を使う必要はなく、スプーンで混ぜるだけで滑らかに仕上がります。
口に含むと、まず立ちのぼるのは青みを帯びた抹茶の覆い香。甘さは控えめで、抹茶の輪郭をぼやかしません。牛乳のまろやかさの奥に、宇治のお茶らしいしっかりとした余韻が残ります。
「抹茶ラテ」で多用される製菓用抹茶
抹茶ラテとして流通している製品には、製菓用の抹茶が使われることが多いといわれます。製菓用の抹茶は三番茶・四番茶といった後期の摘採期の葉を原料とすることが多く、その場合は苦みや渋みが立ちやすく、香りは穏やかになる傾向があります。
原料の幅も広く、覆下栽培をしない番茶や煎茶の、成長して硬くなった葉の粉末を配合した製品もあります。また後期の茶葉は色が黄色みを帯びやすいため、鮮やかな緑を保ち、熱による退色を防ぐ目的でクロレラという植物プランクトンを配合する例も知られています。焼き菓子など加熱を伴う場面では理にかなった選択です。
しかし、味と香りで選ぶという点においては、原料と製法の違いがそのまま一杯に現れます。「梅に鶯」がセレモニアルグレードを追求しているのは、そのためです。
淹れ方 — 牛乳とスプーンだけ
牛乳100mlに対して本商品を5g。牛乳は冷たいままで構いません。
グラスに抹茶ラテを入れ、はじめに少量の牛乳を注いでよく練り、そのあとで残りを加えると、いっそう滑らかに仕上がります。温めた牛乳でも配合は同じ。分量はあくまで目安ですので、濃さはお好みで調整してください。
価格のこと — 茶葉の質を下げない、という選択の結果
セレモニアルグレードの抹茶を使う以上、残念ながら製菓用の抹茶を使った製品より価格は上がります。原料の質を下げないと決めた結果です。
ただ、一杯にならせば見方は変わります。1袋でおよそ20杯、1杯あたりは230円ほどの経済性です。
余計なものを加えないこと
「京都宇治抹茶ラテ 梅に鶯」は、The Art of Teaのオリジナル商品です。
原材料は、宇治のセレモニアルグレードの抹茶と、グラニュー糖だけ。それ以外は何も加えていません。色を補うものも、ほかの茶葉の粉末も入れていないので、緑はあくまで茶葉そのものの緑であり、香りは抹茶そのものの香りです。
私たちがお茶の専門店として、あえてセレモニアルグレードを抹茶ラテ用にもちいているのは、抹茶ラテを「抹茶風味の甘い飲みもの」ではなく「抹茶を飲む方法のひとつ」として届けたいからです。茶筅を持たない人にも、驚くほど香りの立つ一杯があることを知ってほしい。「梅に鶯」は、そのための商品です。
オプションを選択